ビジョンを体現する社員を育成する新入社員合宿研修


株式会社ネクスト 様

日本最大級の住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME’S」や
地域情報サイト「Lococom」を運営する株式会社ネクスト。
(現在の社名は株式会社LIFULL)

その事業拡大を支えたのは、世界中の人々の暮らしを変革し、
一人でも多くの人々を笑顔にしたいという想いが詰まった経営理念。

では新入社員に対しては、その経営理念をどのように教育しているのか。

 

株式会社ネクスト 経営戦略本部 人事部 組織・人材開発グループ
グループ長の村川氏にお話しいただきました。


理念経営に対する想い

「常に革進することで、より多くの人々が心からの「安心」と「喜び」を得られる社会の仕組みを創る」
これがネクストの掲げている経営理念、実現したいビジョンです。

常に現状を革めて、挑戦し前進し続けることで、日本中、世界中の人々に「HAPPY」になってもらいたい。
そして、人々を「HAPPY」にするためにネクストが選んだ道が「社会の仕組み」を創るということです。

ですから、「住まい」の分野にとどまらず、人々が日々生活していて「安心」や「喜び」、
「便利」を感じていただけるような「社会の仕組み」=「暮らしのインフラ」を創る、
これがネクストの目標です。

そしてこのビジョンは、常に顧客や、世の中や、周りの人に価値を提供しようという
「利他主義」という価値観(=社是)をベースとしています。

よって、新卒・中途問わず、採用シーンではネクストのビジョンに共感しているかをもっとも重要視しています。
ビジョンを実現するために重要な行動は、「心と行動のガイドライン」として定めています。

そのガイドラインを社員一人ひとりが深く理解し実践してもらえるように、社内では様々な施策を行っています。
例えば、新入社員育成では、社長自ら1時間半ほどかけてガイドラインそれぞれの文言の意味を詳しく伝えます。
また、入社半年後には、ガイドラインと各自の普段の業務を照らし合わせて
どれだけ体現できているかを振り返る「ビジョンカレッジ」という研修を実施しています。

ビジョンカレッジは役員がナビゲーター(講師)を務め、新入社員に直接語りかけています。
彼らにとっては改めて当社の価値観やガイドラインの重要性を意識できる、意義のある機会となっているようです。


新入社員合宿研修を“ネクスト版”に変更した背景

2006年から毎年実施していたリンクアンドモチベーションさん(以下LM)の新入社員合宿研修を、
2010年からは当社のビジョン・社是・ガイドラインを中心に置いたプログラム内容に
カスタマイズして実施するようになりました。

その背景には、「ネクストが大切にするビジョン・社是・ガイドラインを理解するだけでなく、
体現していく意識を醸成したい」という思いがありました。

当社の新入社員育成において何が大事なのかを考えたときに、
やはりネクストのビジョンや社是に共感し、ガイドラインをきちんと体現できる人材を育てていくことが
重要であると思い、LMに依頼して「ビジョン・社是・ガイドラインを体現していく重要性の伝達」を
軸とした合宿研修にカスタマイズすることにしたのです。


“ネクスト版”新入社員合宿研修の印象的な場面とその効果

「自然公園を作れ」というタイトルのグループワークは変更前の合宿研修には無かったエクササイズです。
ここでは参加者が「ゴールできないかもしれない」と弱気になるような非常に困難な課題が与えられます。

しかし、いきなり最終ゴールだけを目指して動き出すのではなく
途中に小目標を設けて一つ一つクリアしながら最終ゴールを目指すことで、
最初は「無理かもしれない」と思ったゴールにも到達することができます。

「心と行動のガイドライン」の中の
「高い目標を掲げ、現在の自分と比較・逆算し、達成への明確なルートを描く」と
「高い目標の達成は、確実な一歩一歩の積み重ねの結果である」を体現するのに
最適なエクササイズでした。

新入社員は高い志を持って入社します。
しかしビジネスの現場に出ると壁にぶち当たることも多く、
「自分にはこの目標を達成することは無理なのではないか」と尻込みしてしまうことも少なくありません。

「明確なルートを描くこと」や「確実な一歩一歩の積み重ね」ができれば、
高い目標の達成も決して不可能なことではありません。
「自然公園を作れ」には参加者にこういったことを気付かせるヒントがたくさん詰まっていました。

「怪獣型ロボットベロゴンを製作せよ!」のエクササイズは変更前の合宿研修でも取り入れていました。
変更前は「報連相を怠らず発信し続けることや走りながら考えること」
「協同作業において他者の立場に立つことの重要性」というメッセージの伝達を目的としたエクササイズでした。

もちろんこれらも重要なメッセージでしたが、
変更後は「心と行動のガイドライン」の中の「パーフェクトを目指し、ベストを尽くす」
「スピードは力なり」を意識させることを目的としました。

このエクササイズではブロックを使って時間内に怪獣ベロゴンを製作します。
制限時間が迫ってくるとベロゴンを完成させることを諦める参加者も出てきましたが、
まさにそこで講師の方から「それでベストを尽くしていると言えるの?」「スピードは意識している?」と
投げかけていただいたことで、参加者にとってどんな状況でもベストを尽くすことや、
常にスピードを意識して取り組むことの重要性を学ぶ非常にいい内容になりました。

「クリエイトモチベーションに求人広告を提案せよ!」というタイトルのビジネスシミュレーションは、
「自然公園を作れ」や「怪獣型ロボットベロゴンを製作せよ!」などを通して1日目に学んだ
「心と行動のガイドライン」を、ビジネスの場面で活用することの重要性・難しさを体感する場です。

ここでも、例えば、参画感の薄いメンバーには「『自ら動く、自ら変える』を意識している?」などと、
講師の方が折に触れてガイドラインに立ち返るように働きかけてくださいました。

参加者はそれぞれのエクササイズで思うようにいかず失敗することも多かったと思いますが、
講師の方が参加者の様子を見ながらビジョン・社是・ガイドラインを意識できるように
アドバイスをしてくださり、各エクササイズの振り返りの時間もそれらに沿って進めてくださったので、
参加者は「自分たちはネクストのビジョン・社是・ガイドラインを理解していても、体現はできていない」
「体現はできたとしても、まだまだレベルが低い」「理解するだけでなく、体現できてこそ意味がある」
と感じることができました。


リンクアンドモチベーションの印象

先述のビジョンカレッジをスタートするときもLMにお手伝いしていただき、
当社のことをとてもよく理解していただけていると感じています。

特に新入社員合宿研修は、当社のビジョン・社是・ガイドラインをテーマとするため、
正確に理解していただいていることが重要で、
お付き合いの浅いパートナーさんにお願いすることは難しいと考えています。

その点、LMなら当社のことをよく理解していただいているので
安心してお任せすることができます。

また、ご提供いただく研修コンテンツについては、
受講者の心理変化を起こすプログラム構成で大変効果的だと感じています。

LMの中でのたくさんの研究をもとに研修プログラムを
提案してもらえることもありがたく感じており、今後もとても期待しています。

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